懐中時計をしばらく使っていると、なんとなく不便だな?やっぱりアレが欲しいと思う、懐中時計の必需品があります。
そう、懐中時計には付き物のチェーンです。最初のうちはポケットに入れていたり、カバンに入れていたり、特に不便は感じないのですが、使い込んでいくうちに愛着も沸いてきて、「チェーンがあったら格好良いだろうな」「落ちないようにチェーンぐらいはあったほうが良いな」と思うようになってきます。
それでは、チェーンの購入から着け方まで簡単に見ていきましょう。
■ チェーンの購入
懐中時計用のチェーンを探しに百貨店やジュエリーショップに行ってみたものの、なかなかお目当てのチェーンが見つからない。そんなことはありませんか?
残念ながら、現在では「懐中時計用のチェーン」として専門に作られている・デザインされているものはほとんどありません。ジュエリーショップ・時計店などに出向いてみても、懐中時計すら置いていないお店も多いので、チェーンともなると置かれているのはごく一般的な面白みの無いものばかりです。
そうなると古いアンティーク懐中時計に合うのは、やはり同じ時代に作られたアンティークの懐中時計用チェーン。これをご購入されて使われることをお勧めします。
古いチェーンは現在では手に入らないデザインはもちろん、その色具合なども時計にちょうど合い、まさにぴったりな組み合わせになることでしょう。
それでは、アンティークでないもの・新しいものが無いのか?というと、代用品という形で他のものを利用する手があります。
「チェーン」という金属製のものは難しくなりますが、ちょっと変わった皮ひも・組み紐などを手に入れるのが良いでしょう。
組み紐などは地方の特産品・高級品などを、百貨店やインターネットで買い求めるのも1つです。
またジャラジャラとしたロック・パンク系の商品を扱っている若い方向けのお店でも、変わった紐・革紐などを手に入れることができます。少し入りづらいのですが、もともと変わったデザインを扱っていますので、まったく違ったもの・オリジナルの紐が売られていることがあります。
それ以外では、ビーズ・ネックレスなどを自作しているお店・パーツを売っているお店ものぞいてみると良いでしょう。
せっかくの懐中時計ですので、ご自身の納得いくまでチェーンも探してみてください。
■ チェーンにするか紐にするか
せっかくの懐中時計ですから、デザインも考えてチェーンか紐かも決めたいものです。
ただチェーンを利用する場合は少しだけ取り扱いに注意をしてください。
金属製のチェーンは、何かの拍子でコツンと時計に当たったり擦れたりしてしまうと、懐中時計のケースにくぼみができたり擦り傷が出来たりしやすくなります。
やや長めのチェーンでポケットにチェーンが余ってしまう場合や、カバンにチェーンと時計を一緒に入れる場合は、傷がつきやすいのでご注意ください。
また懐中時計のリング部分にはどうしてもチェーンを掛ける部分に細かな傷は出来てしまいます。
こういった傷が気になる方は、チェーンではなく紐や革紐をご利用していただくほうが良いでしょう。
ただアンティークの金属チェーンの持つ独特の雰囲気・デザインは、懐中時計に付けると本当に引き立ちます。
せっかくアンティークの懐中時計を身に付けるのなら、チェーンもアンティークのチェーンで合わせたいものです。
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