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懐中時計を開く・機械を見る

懐中時計を手に入れるとやってみたいのが、『機械を見る』ではないでしょうか?

ケースの開け方や機械の見方はいたって簡単です。ただし開ける以上は、中にホコリなどが入って故障の原因になる可能性があることを知っておきましょう。

ただ実際のところは、懐中時計は一つひとつの部品も大きく、ただ開けただけではあまり問題は起きないのも本当のところです。(故障しないとは言い切れませんので、自己責任で行ってください。)





■ ケースの種類と開け方


大きくわけると、蓋をくるくると回すスクリュータイプ、蓋をカパっと開けるタイプ、蝶番(ちょうつがい)のようになったタイプの3種類です。

必ず見分けてもらいたいのが、スクリュータイプなのか、カパっと開く・蝶番タイプなのか。これはケース・蓋の隅を見ることでわかります。

蝶番タイプの場合は、蓋の隅に蝶番の軸になる部分があります。

これがあれば蝶番タイプですので、蝶番タイプの開け方で開けてください。無い場合は、スクリュータイプなのかカパっと開けるタイプなのかどちらかになります。

蝶番部分が無い場合は、本体と蓋部分の間を注意深く見回してみてください。カパッと開く・こじ開けで開けるタイプなら、一箇所だけケースと蓋の間に隙間がある・こじ開けた跡・傷がある場合がほとんどですので、それが見つかればそこから開けるように試してみてください。それ以外ならスクリュータイプだと思います。(スクリューで開けるタイプを無理にこじ開けてしまうと、スクリューの溝を傷めてしまいます)

 

 

[ スクリュータイプ ]

ケースに溝が切られていて、ケースの開け閉めをする場合は、蓋の部分をくるくると回します。(一般的に、開ける場合は蓋を時計に向かって反時計回し・閉める場合は蓋を時計回しにします。)

開けるための吸着盤のような専用ツールも売られていますが、通常は手で回す・堅い場合はゴムなどを押し付けながら回すと回ります。

いくら回しても開かない場合は、スクリュータイプではない場合がありますので違う開け方を試してください。(ただし、錆びている・堅く閉められているので開かない、溝がおかしくなっている場合も考えられますのでご注意ください。)

 

 

[ 蝶番タイプ・カパっと開けるタイプ ]

このケースのタイプを開ける場合は専用のツールが必要になります。「こじ開け」と呼ばれているもので、工具の先端が薄くナイフのようになっています。

一般的に手に入るのは薄手の金属タイプと持つ部分がプラスチックになったもの。この2種類が主流です。

どちらも使い勝手などは同じ・あまり変わりませんが、どちらかというと金属のもののほうが先端が薄く差し込みやすい・使いやすいようです。

 

こじ開けがある場合は、時計の蓋と本体の間を見回してみてください。

蝶番タイプのものは一箇所爪のようになっている部分があり、カパッと開けるタイプならケースと本体にわずかに隙間がある場所があります。

その部分を見つけたら、こじ開けの先端をその隙間に差し込んでください。(隙間がほとんど無い場合、こじ開けの先端が厚過ぎる場合は無理に突っ込まないでください。傷をつける原因になります。)

隙間に差し込むことができたら、そのままテコのように(この写真の場合なら、懐中時計とこじ開けが当たっている部分を支点に、こじ開けの先端が上に、手元が下に動くようなイメージです。)蓋を持ち上げるように開けると蓋が開きます。

内側にも蓋がある場合は、外蓋を開けた場合と同じ手順で開いてください。

ケースを閉める場合は蓋を押して元通りに閉めるだけです。

 

 

[ 特殊な開け方のケース ]

文字盤側の蓋を開けてみると、文字盤のリューズに近い側に蝶番、反対側に爪をかける隙間がある時計があります。(裏蓋が無いのも見分ける材料の1つです)このタイプは少し違った開け方をする必要があります。

必ず一番最初にリューズを引っ張ってください。(これをせずに開ける作業をすると、リューズの部品を傷める・折る原因になります)

リューズを引いたら、次は爪を掛ける穴部分にこじ開けを差し込むか爪を差し込んでください。

そしてそのまま機械を持ち上げるように動かしてください。すると機械部分が写真のように持ち上げられます。

閉めるときは必ずリューズが完全に引かれている状態か確認をしてから、機械を元に戻します。

機械をケースに戻したら、機械が元の状態・完全に収納されているか確認をしてから、リューズを押し込みます。

(機械が完全にケースに入りきらない場合は、リューズが完全に引かれているか必ず確認をしてください。無理に押し込むとリューズと本体を繋ぐバーが折れてしまいます。)

 

 

 


■ 腕時計は蓋を開けないでください

腕時計は使用されている部品も非常に小さく繊細で、ホコリなどの影響も受けやすく、またケースと機械がしっかりとはまっているため、開ける際に引っ掛ける・壊してしまう可能性が非常に高いため、絶対に開けないでください。

 

 

 

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アンティーク懐中時計のケースについて




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イメージ/日本アンティーク時計協会

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