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主な機械の種類

アンティークと呼ばれる時代の時計には、おおまかに分けると2種類の機械があります。

どちらも「機械式」と呼ばれるものですが、1つはアンティーク時計で一般的な「手巻きタイプ」、もうひとつは「自動巻き」と呼ばれるものです。

アンティーク時計を買うときに、「手巻き」「自動巻き(Automatic)」とあるのを見かけることがありますが、「言葉の意味そのままの機能を持つ機械」を内臓していると思っていただくと良いでしょう。

機能・機械的に作りは違いますが、使う側から見ると手間以外はそれほど大した違いではないので、自分に合ったものを選んでください。

 

 


■ 機械の種類

[ 手巻き ]

アンティーク時計に使われている機械としては自動巻きよりも歴史が古く、アンティーク時計の機械というとほとんどがこちらになります。

毎日リューズを回してぜんまいを巻き上げてあげる必要がありますが、巻くとカリカリと心地の良い音がして、「機械式」「手巻き」という言葉が良く合い、非常にアンティークという風情があります。

(作られた年代が非常に古い場合、中にはぜんまいを一杯に巻き上げても24時間動かないものがあります。)

 

 

[ 自動巻き・オートマチック ]

機械の中にやや大きめの半月のような部品(ローター)が入っていて、時計の角度が変わるとこの部品がくるくると回り、この部品が回ることによってぜんまいを巻き上げる仕掛けになっています。

「自動巻き」という名前ですが、この部品が「動く」(姿勢が変わる)必要があるので、持ち歩かずに机の上に置いているだけでは動力が得られない・巻き上げられないので、ぜんまいの巻きが無くなると止まってしまいます。(十分に巻き上げられていれば、丸1日でも手巻き時計同様に動きます。すぐに止まるわけではありません。)

ほとんどの自動巻きは手巻きもできるようになっているので、使わない・置いておくときは、リューズを巻くことでも巻き上げることができるようになっています。

 

 

一般的に、手巻きタイプは古くからたくさんの時計に使われている機械で、腕時計はもちろん懐中時計もこちらの機械がほとんどです。

自動巻きは年代が現代に近くなるほど腕時計には使われていますが、懐中時計は置いて使われる・あまり振動が伝わらない(動力が得られない)という問題があったため、ほとんどみかけません。

手巻き・自動巻きともに、特にどちらが良い・お勧めというのはありませんし、どちらにも良い面がありますので、デザイン・コンディション・メーカーなどで見比べて、お好きな機械・時計を選ばれるのが良いでしょう。

アフターケア・オーバーホールとなると、自動巻きのほうがオーバーホール・維持費用としてはやや高くなります。

 

これ以外にもデジタルはもちろん、クロノグラフやトゥールビヨンなどの機械もありますが、ここではあくまで大きな2つのご紹介に留めます。

これ以外にも知りたい方は、ウィキペディアの腕時計のページに詳しく書かれています。

 

 

 

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イメージ/日本アンティーク時計協会

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