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アンティークはどの年代から?

「アンティーク時計・ビンテージ時計」といった呼び名が使われている古い年代の時計ですが、一般的にはどの年代からがアンティークなのでしょうか?

一般的には、「アンティーク・骨董」等と呼ばれる美術品などであれば、100年前以上のものを指すことが多いようですが、ではアンティーク時計も100年前のものからがアンティーク?というと、時計自体の歴史が実質的には100年ほどなのでそういうわけにもいきません。

 

というのも懐中時計や腕時計自体が本格的に作られ始めたのが、1900年代の初頭から。100年前をアンティークと呼ぶなら、アンティーク時計というのは、時計が本格的に作られたその当初が対象になってしまい、デザイン的にも技術的にも短い期間で大幅に進歩してしまった時計の「アンティーク」という定義付けには向いていません。

しかも金属の文字盤・部品・ケースから成る時計は、陶器や家具等のように、年数が経過しても比較的劣化しにくいものと比べてみると、博物館級の管理がされていない限り、確実に年を経て劣化してしまいます。

 

 


■ 年代・時代で分ける

・1900年代の初頭まで

本格的に時計が工業的に生産され始めた頃で、製造された・使われていたのも懐中時計が中心。

文字盤も衝撃に弱い現在では貴重な陶製が多く、時計の作り自体もとても丁寧・重厚なものが多く、100年を経過しているので、完全にアンティークと呼べる年代です。

 

・1920年頃

第一次世界大戦が起こったため、ミリタリー用の懐中時計・腕時計など、戦争に必要とされた関係で、時計に新しいデザイン・機能が加えられた頃です。

腕時計ではまだまだデザインといったデザインらしいものは無く、陶製の文字盤や金属製の細工の入った文字盤が使われていた程度で、年代的にもちろんアンティークと呼べる年代です。

 

・ 1940年代頃まで

「ケース・文字盤」のデザイン・技術が格段に進歩した時代で、特にドレスウォッチと呼ばれるラインの時計が充実しました。

各社ともこぞって新しいデザインを生み出した華やかな時代で、現存している時計各社から復刻版の時計が出されるのもこの頃のデザインがモチーフになっています。

年代的にはアンティークと呼ぶには短いのですが、現在のように金属製の文字盤が主流になっているため、現存しているものは長い年月を経て劣化しているものも多く、デザイン・ラインナップの充実・素材の変化や現存しているものの状態などを考えると、時計としては「アンティーク」と呼ぶべき年代です。

またこの後に起こる第二次世界大戦でもミリタリー・軍用時計が多く生産され、ドレス・ミリタリーウォッチなど、非常にデザイン・機能などが充実した、収集していて楽しいのがこの年代の特徴です。

 

これ以降の年代・1950年代に入ると、本格的にデジタル時計化が進み、多くのメーカーが倒産するなど、機械式時計としては、だんだんと業界自体が衰退していきます。

デジタル時計でも斬新なデザインも多く存在しますので、「アンティーク」と呼べないこともありませんが、機械式時計・アンティーク時計としては、この1950年代を境に、「アンティーク時計」と定義するのが良いのではないでしょうか。

 

 

 

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イメージ/日本アンティーク時計協会

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